山撮り写真教室 第31回 開催しました 2016.9.24

秋の夕日を撮ろう - 夕焼け、黄昏、一番星。光のマジックを楽しもう –
ということで、9月24日土曜日の午後、摩耶山上・星の駅に集合していただきました。
朝から雲に覆われた空の摩耶山上。
開始前の午後15時頃、奇跡の青空と暑い陽射しが現れたけれどそれも束の間。
しかし、夕焼けが始まるまでにはまだ時間があるので、空はまた変わるかもしれないと期待しながら自然観察園へ。
夏の間は元気だったあじさい池のコウホネもだいぶしおれて、池の上をイトトンボが飛び回っていました。

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イトトンボとコウホネ

地面近くには真っ赤なミズヒキやオレンジ色のキノコ、目の高さには花が萎れかけのマルバハギ。
秋、ですな〜。
午前中多かったエナガの群れも午後はひと休みしているのか、森の中はヒヨドリが時折鳴くくらいで静かでした。
そして海の丘へ。
やはり、空は雲に覆われ山稜は霞み、麓の街並や淡路、播磨灘はホワイトアウト・・。
モノトーンのこの風景も、それなりにいい味を出していたのですが。
ススキもいい具合の穂を付けて、いかにも秋らしい風情で「撮ってくれ」と装っていましたし。
ここに暮らす黒ネコも、座って我々の様子を眺めていました。
ということで、待つことしばし。
雲の層が薄くなった時に月のような白い太陽が見えたり、「天使の階段」とか「天使の梯子」と呼ばれる雲間から地表を照らす光芒が見えたりもしたのですが、ダイナミックな変化は起こらず。
夕焼けを起こすには、この日の陽射しは力不足でした。

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黒ネコ

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天使の梯子

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夕暮れ

残念ながら「秋の夕日を撮ろう」という本来のテーマでは撮れず、でした。
この素晴らしいロケーションでまだ夕焼けへを眺めたことが無い方は、「摩耶の夕空」への期待がいっそう高くなったみたいです。
というわけで、今回ご参加くださったみなさま、まことにありがとうございました。

少し北の東側が開けたところから東の空を見ると、大阪湾上空では一部の雲に夕照が当たり、夕焼けになっていました。
大阪より東だと夕焼けを見ることができたかもしれません。

来月は、奥摩耶・秋麗の穂高湖。
鏡のような湖面に映る秋を撮ります!