山撮り写真教室 第37回 開催しました 2017. 3.25

春景色 - 港が見える坂から青谷道 –

時折薄い雲に陽射しが遮られることもあったけれど、まずまずの天気でした。
王子公園駅に集まってくださった5名のみなさんと出発しました。
青谷の登山道に入るまでは街撮りです。
王子動物園の前を通り、神戸文学館の角を曲がって「冬が来る前に」坂へ。
元は関学のチャペルであった煉瓦造りの文学館を撮り、坂を上って青谷へと向かいました。

kobe bungakukan

途中で振り返れば港が見えるのでまた撮ります。
「坂道を上りきり見下ろせばほら船の影」と歌う南野陽子の「春景色」を思い出します。

sakamichi

今年は桜の開花が昨年よりも遅いようですが、松蔭高校の角の桜が一分咲きでした。
ようやく本格的な春の気配を感じました。
青谷バス停の傍のお店の庇に座っていたネコを撮ったり、道端にタチツボスミレを見つけて撮ったりしながら進みます。

a white cat

青谷道の入口で、もうおひとりご参加くださいました。
長い青谷道を上りながら好きなものを撮っていただき、そこで絞り、シャッタースピード、撮影モード、露出補正について説明させていただきました。
いきなり多くのことを覚えて撮影に反映するのはたいへんだと思うので、撮影しながら徐々に慣れていっていただければと思います。
taki

akebono chaya


青谷道では、ダムから滝のように流れる水、ところどころで咲いていた梅の花、レトロなあけぼの茶屋、ところどころに残る旧天上寺への丁石、オブジェのような大木の切り株、岩肌の苔などにレンズを向けながら、長い登り道を歩き、旧天上寺の仁王門に到達しました。
kirikabu

tenjoji niomon

仁王門からは、約300段の石段があります(参加者の方が数えたところ329段とのことでした!)。
ゆっくりと上ります。
石段の途中、しばし横にそれて摩耶の大杉を見学。
枯れてなお今も偉容を誇る大杉さんを下から見上げて撮影しました。

maya no ohsugi

そして、石段を登りきった史跡公園で昼食タイム。
昼食後、奥の院道を登って山頂までもうひと息がんばっていただきました。
この道の途中にも写真に撮りたくなる大木があるのですが、僕がうっかり失念して通り過ぎてしまいました、すみません。
天狗岩大神を過ぎて山頂三角点に到達。
最後に、黒岩尾根の海の丘、風の丘で眺望を楽しんでから最終到達点の掬星台へ向かいました。
この日は摩耶詣祭で掬星台は賑わっていたと思いますが、私たちが着いた時には既に終了した後でした。
そして今回の掬星台でのお目当ては摩耶紅梅の花でしたが、あいにく今年はまだ蕾の状態で残念でした。
それでも、可憐な蕾をみなさん熱心に撮っていました。
ご参加のみなさま、ありがとうございました。
長い登り道おつかれさまでした。

maya kobai 2

来月は山道に野の花が咲き、史跡公園の桜も見頃になると思います。
次回は4月15日(土)摩耶ケーブル虹の駅から山頂まで、春の花とマヤ遺跡を巡って撮り歩きます。
歩く距離は、今回の1/3ほどです。
今回の内容の復習やさらに進めていくこともできます。
もちろん初めての方もご安心ください。
みなさまのご参加をお待ちいたしております!