– 王子公園、山麓線を布引へ、水道筋 –
すこぶるいい天気でした。
王子公園駅をスタートして、王子公園の西南端の神戸文学館(旧関学チャペル)へ。
煉瓦と白枠、青空がくっきりと美しく絵になる風景。
今回は、趣きを変えてカラー写真で始めます。
文学館の角を曲がって港が見える坂道。
紙ふうせんの「冬が来る前に」の歌詞に描かれた坂と伝えられています。
坂の上や途中にある学校への通学路として、平日の朝と午後は賑わいます。
昔からずっと数多の青春の記憶が刻まれ続けている坂道なのです。
この坂は灘区と中央区との区境になっています。
ここだけで半日撮れそうな坂道です。
今回もここから灘区を離れて中央区へ足を踏み入れ西へ向かい、市道山麓線沿いに布引まで歩きました。
山麓線沿いの野崎通・熊内町から布引の新神戸駅にかけて、オシャレな店だったり雰囲気のある建物が散在しています。
その中心となるのが、熊内にある神戸市文書館(かつての南蛮美術館)周辺だと思います。
今回は山麓線から少し山側に入った辺りの街並でも撮ってみました。
ここはモノクロームにしました。
その後、昼食をはさんで布引まで撮り歩き、バスで水道筋までワープして灘に戻りました。
やはり水道筋には尽きない(撮り尽くせない)魅力があるのです。
商店街と市場をぐるっと巡り風が冷たくなってきた頃、撮影実習は終了。
体も心も温めてくれるコーヒーとスイーツで、しばしの休息と歓談の後、水道筋を後にしました。
街撮りに難しい定義はなく、心惹かれる光景をただスナップしていくだけです。
この絞り値が良いとか、レンズの焦点距離は何ミリが良いというのもありません。
露出の組み合わせはカメラまかせのプログラムAEでどんどん撮っていっても良いわけです。
ただ、一瞬を逃さず切り撮る時のピント合わせや暗い場所での露出の設定など、少し技術的な慣れは必要になります。
そして、それはスナップに限らず写真撮影の基本技術なので、きれいな写真を撮るために身につけて損はありません。
というわけで、写真好きのみなさま、街撮り教室へのご参加をお待ちいたしております。
また、街撮り教室@灘では、水道筋、西灘をとくに深く掘り下げて撮っていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。