山撮り写真教室 第26回 開催しました 2016.4.16

P1000202r

春爛漫。
好天と穏やかな陽気に恵まれ、ついでに顔の周りをブイブイ飛び回る虫にも好かれながら、虹の駅を5人でスタート。
「春らんまん ー サクラ、桜 ー」というテーマにぴったりの日和でした。
時折風が吹くと、頭上から桜の花びらがハラハラと舞い落ちてきて風情があります(ところが、この様子がなかなか撮れないのです)。
しかし、周囲にはそれらしき桜の木が見当たらないので、「どこから飛んで来たのだろう」と不思議に思い、しばし目を凝らして森の中をさがすことになります。
じつは、旧天上寺跡の史跡公園までの摩耶古道沿いに桜は無いのですが、道から外れた山腹の森の中にはヤマザクラが自生していて、その花びらが風に飛ばされ、舞い落ちてくるのでした。
沿道では、シャガ、クサイチゴ、タチツボスミレ、カキドオシなど足もとに咲く花、そろそろ盛りを過ぎたコバノミツバツツジの花などが山道を彩っていました。
今回は、マクロレンズや望遠レンズで花を引き寄せて撮る練習をしました。
写真の初心者の方がとまどう露出の設定ですが、山撮り写真教室では、様々な撮影シーン数をこなしながら露出の補正感覚を体で覚える、という力づくな方法を推奨しています ^^

P1000162
P1000176
トタンとコンパネの屋根が残念な仁王門を通り抜け、長い石段を登って史跡公園を目指します。
途中、摩耶の大杉さんに寄って挨拶し、旧天上寺宿坊跡にもレンズを向けながら、それらが在った頃の春の日に思いを馳せたりもしたのでした。
最後の急な石段を上りきって、古の天空の伽藍、史跡公園に到着。
空は青く広がり、陽光が降り注ぎ、山桜満開。
虫も飛び交い鮮やかに若葉萌え、天上世界のよう(適当な想像^^;)でした。
さっそく桜に惹き寄せられるように、遠くから近くから撮り始めました。
僕は、桜は清純さよりも影とか闇を併せ持つところに美しさを感じ、惹かれます。
P1000195
P1000198
P1000203
史跡公園で昼食をすませ、スギの大木などを眺め、撮影しながら急な山道を登り詰めて山頂へ。
この日2回目のヘビとの遭遇もありましたが、無事に奥の院跡を経由して山頂に着きました。
この後自然観察園のヒカゲツツジやシャクナゲの花も撮影。
そして、リュックサックマーケットが開かれているゴールの掬星台へ向かい終了となりました。
今回は、史跡公園の桜が満開になる頃に間に合うようにと日程を設定したかいがありました。
ご参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

P1000201
P1000247