春霞宵待ちカフェOWL 開催しました 2016.4.23

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天候は曇りで、夕方からは降水確率は40%でした。
MOTOKOTOと山撮り写真教室のコラボ企画「春霞宵待ちカフェOWL」は、掬星台で行なわれていたマヤフェスの賑やかな歓声をバックに、華やかに開幕しました。
雨はなく上々の滑り出しでした。
まず、MOTOKOTOの羽田さんからオートミールクッキーが配られました。
オートミールは食べたことがないし、オートミールクッキーも初めての味。
ほのかな塩味が美味しかったです。

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フクロウ待ちを始める5時まで、掬星台のすぐ北の摩耶自然観察園でバードウォッチング。
降り出しそうな空模様にもかかわらず、コゲラの群れ、カラ類の群れ、エナガを中心とした混群がにぎやかに迎えてくれました。
この日の目当ては、そろそろお目見えする夏鳥の青い鳥、オオルリ。
コマドリ、ウグイスと共に日本三鳴鳥の一角を担う、声も姿も美しい小鳥です。
気温も低いのでまだ出ないかとあきらめ始めた時、幸運なことにピールーリーというさえずりが聴こえてきました。
南方からやって来たばかり(たぶん^^)の雄でした。
縄張り争いの真っ最中らしく、ソングポストに落ち着いて美声を聴かせてはくれず、縄張り確保のために飛び回っている感じでした。

もうしばらくすると、雌が渡って来て番(つがい)ができ、巣作りが始まります。
その頃になれば、雄は、雌と巣を守るため、縄張りの境界に何ヶ所かある木の梢で「ここはオイラの縄張りだ」と高らかに歌うようになります。
オオルリは、これから7月にかけて山の谷筋で見られます。
この夏、皆さんぜひ摩耶山へオオルリウォッチングにもお越しください。
今回は植物に詳しい方が参加してくださり、自然観察園内の木についていろいろ教えていただくことができました。
普段と別の角度から森を見ることができ、山や森への思いがより深くなっていきます。

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途中からポツポツ降り出した雨は小雨となりました。
果たしてフクロウは来るのか。
夕空がきれいな自然のテラスで、播磨灘の夕日を眺めながらMOTOKOTOスイーツと飲み物を楽しみ、優雅にフクロウのお出ましを待つ予定の「宵待ちカフェOWL」は、少し場所を変え、同じ尾根上にある東屋で開くことになりました。
ここは、海は見えないけれど東側の視界が開けた広場になっていて、周囲の森の様子もよく見えるので、フクロウも見やすい場所です。風があったこの日は、木の葉ずれの音が海の波の音のように絶えず聞こえていました。

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今回のカフェメニューは、「おからと米粉のガトーショコラ、お豆腐とお野菜のココット。
全て乳製品、卵など不使用のヴィーガンです。
お砂糖は体に優しいてん菜糖、メープルシロップを使用。
ドリンクは、地元御影のにしむらコーヒーさん自慢のハウスブレンドの携帯ドリップコーヒー、玄米コーヒー、オーガニックティー、オーガニックハーブティーなど」MOTOKOTOブログより転載 ^^。
ココットはもはや’ 料理 ’、ガトーショコラは見た目以上にボリュームがあり、美味しかったです。
しばらくして、熱気がここまで飛んできていた掬星台のマヤフェスが終了し、摩耶山上は、ふぅとひと息ついて脱力したみたいに、急に静かになりました。

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雨と霧で夕日は望めず、気温もさらに下がってきました。
昨年夏から通算3回目の宵待ちカフェでしたが、今回は天候に阻まれてフクロウとは出会えませんでした。
しかし、これから秋にかけて、山中や山上でフクロウの「ホッホ、ゴロスクホッホー」という声を聴く機会も増えると思います。
今年は秋までに、できれば複数回の宵待ちカフェOWLを開催したいと思っています。
その機会にまたぜひご参加いただければうれしいです。
今度は一緒にフクロウに会いましょう。
日程が決まり次第、本サイト、Facebook、Twitterでご案内させていただきます。
今回ご参加くださったみなさま、まことにありがとうございました。

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